ボールミルから振動ミルに変更することで、金属片の鱗片化において以下のような変化や利点が期待できます。
振動ミルは、高速で振動しながら粉砕媒体を材料に強く衝突させるため、ボールミルよりも短時間で材料を粉砕することが可能。
そのため、鱗片化がより短時間で達成されることが多く、効率が向上します。
振動ミルでは、粉砕媒体が材料に対して均一な衝撃力を繰り返し与えるため、均質で細かな鱗片を得やすくなります。
鱗片化の精度が向上し、より均一な粒度分布の鱗片が得られます。
振動ミルは、力が特定の点に集中しやすく、材料が強い剪断力や圧縮力を受けるため、鱗片の形状がより細かく制御されます。
ボールミルよりも形状が揃った鱗片が得られやすく、結果製品の一貫性が向上すると言えます。
ボールミルに比べて、振動ミルはメディアと材料の接触がより短時間かつ効果的であるため、ミル自体や粉砕媒体の摩耗が比較的少なくなると考えられます。
長期間にわたって安定した鱗片化を維持しやすくなります。
振動ミルはプロセスがより制御しやすく、ボールミルに比べて一貫した結果を得やすいため、鱗片化プロセスの再現性が高まり、製品品質が安定します。
鱗片化の安定性などに課題があり、振動ミルに変更。
振動ミルであれば、径が小さい粉砕メディアを使用し金属粒子を叩くことにより鱗片化、また径の小ささや密封性を活かし、粉砕筒内を不活性雰囲気にすることも容易。
「排出性が良い振動ミルを」という希望に合わせて、粉砕筒を簡単に反転して排出口を下向きにすることができるため、排出性が良いバッチ式のFVR型振動ミルにしたところ、「粉の飛散を防ぎながら排出できるので便利」と現場からも評判が良いそうです。
バッチ式振動ミル。粉砕筒内部に構造物がないので洗浄が容易です。粉砕物を排出するときは粉砕筒を反転して下向きにすることで、短時間で排出が可能。
1961年に国内初となる振動ミルを発表。以来、振動エネルギーを活用した粉砕機・乾燥機の業界を牽引してきました。
設計段階から完全オーダーメイドで行い、その後の製作、試験、配線・配管などの据付施工までワンストップで対応しています。