充填剤・顔料・塗料原料に関する粉砕の課題や特徴について説明します。
弁柄は硬度が比較的高く、粉砕中にミルの摩耗が問題になることがあります。とくに長時間の粉砕では、粉砕媒体やライナーの耐摩耗性が重要になります。
顔料として使用されるため、粒度の均一性が重要視されることが多いはず。そのため、粉砕プロセス中に粒子サイズを厳密にコントロールする必要があります。
炭酸カルシウムは比較的硬度が低いため、ミルの摩耗は少ないですが、長時間の粉砕や高純度が要求される場合、摩耗は無視できません。
炭酸カルシウムは非常に微細な粒子に粉砕されることが多く、粉砕プロセスの効率が重要です。また、均一な粒度分布を達成するための粉砕技術が求められます。
有機顔料は熱に敏感な場合が多く、粉砕中に発生する熱が顔料の特性を損なうリスクがあるため、低温での粉砕が求められます。
有機顔料は高純度が求められるため、異物混入を避けることが重要です。ライナーや粉砕媒体の選定にとくに注意が必要です。
無機顔料は硬度が高い場合が多く、粉砕中にミルの摩耗が激しくなります。とくに酸化鉄系やチタン系の顔料では耐摩耗性の高いミルや粉砕媒体が必要です。
無機顔料も粒度の均一性が重要で、粉砕中に適切な粒度分布を確保する必要があります。
蛍光剤も有機顔料と同様に熱に敏感なため、過熱により蛍光性が失われることを防ぐために、粉砕中の温度管理が非常に重要視されます。
高純度が要求されるため、粉砕中の異物混入を避けることが重要です。
グラスファイバーの粉砕では、繊維の長さを適切に管理することが課題となります。繊維が過度に短くなると、材料の特性が変わってしまうことがあります。
グラスファイバーは硬度が高く、粉砕中にミルの摩耗が発生しやすいです。粉砕装置の耐摩耗性を考慮する必要があります。
カーボンブラックは非常に細かい粒子であるため、粉砕中に粉塵が発生しやすく、健康や安全に対する管理が重要です。
カーボンブラックは凝集体を形成しやすいため、これを効率的に破砕することが課題です。高エネルギーの粉砕が必要になることがあります。
これらの材料の粉砕においては、摩耗性、熱感受性、均一性、コンタミネーションの防止、粉塵の管理などが主な課題となります。とくに顔料や充填剤は高純度と均一な粒度が求められるため、粉砕プロセスの制御が非常に重要です。また、グラスファイバーやカーボンブラックのような特殊な材料では、繊維の長さや粉塵管理も大きな課題となります。
振動ミルであれば、今までに上げた多くの課題が軽減できます。
振動ミルは構造がシンプルで、また振動を活用するという動きの特性からも、研磨媒体やミルのライナーが摩耗しにくくなっています。ライナー交換も容易で、ボールミルのように重機を必要としないので、メンテナンスコストの減少が期待できます。
振動ミルは粒度分布を細かく制御できるため、均一な粒度の粉末を得やすいです。振動による連続的な粉砕作用が、均一な粒度を実現するのに役立ちます。ただし、特定の粒度を得るためには、粉砕条件(振動強度、時間、媒体サイズ)の最適化が必要です。
振動ミルはボールミルの10〜20倍という高いエネルギー効率を持ち、短時間で効率的に粉砕を行うことができます。とくに、微細な粉末を得るための粉砕プロセスにおいて、その効率の高さが際立ちます。
振動ミルは他の粉砕装置に比べて粉砕時の発熱が少ない傾向がありますが、温度上昇が問題となる材料に対しては、冷却システムを併用することが有効です。また、粉砕条件を最適化することで、発熱を最小限に抑えることができます。
振動ミルは構造がシンプルで、内部の清掃が容易なため、コンタミネーションを防ぎやすいミルです。さらに粉砕媒体やライナーに高純度のセラミックや非金属素材を使用することで、異物混入を最小限に抑えることが可能です。
振動乾燥機の製造で名を馳せる中央化工機社の振動ミルは、ボールミルの10〜20倍の粉砕能力を持ち、ライナー交換の容易さ、ライナー素材の豊富さなどの工夫を取り入れ、メンテナンスが楽なのが特徴。
試験研究用小型振動ミルから、上下二段の粉砕筒でシリーズに連続で原料を微粉砕できる連続式まで、全5型をラインナップ。
1961年に国内初となる振動ミルを発表。以来、振動エネルギーを活用した粉砕機・乾燥機の業界を牽引してきました。
設計段階から完全オーダーメイドで行い、その後の製作、試験、配線・配管などの据付施工までワンストップで対応しています。