金属を粉砕しようとすると、摩耗性などの課題に直面します。みなさんが抱えているであろう課題は、振動ミルなら軽減できるものが多いはずなので、事例なども紹介しているこのページでご確認ください。
アルミニウムは延性が高く、粉砕時に粉砕媒体やミル内に粘着しやすいという課題があります。これにより、ミルの効率が低下し、内部の清掃が難しくなります。
アルミニウム粉末は酸化しやすく、酸化によって品質が低下します。酸化を防ぐために、不活性ガスを使用して粉砕を行うことが一般的です。
鉄粉は硬度が高いため、ミルのライナーや粉砕媒体に対して摩耗が激しく、頻繁なメンテナンスが必要です。
鉄粉も酸化しやすく、粉砕中に酸化が進むと品質に影響を与える可能性があります。不活性雰囲気での粉砕が推奨されます。
という摩耗と温度に関する課題を同時に抱えていました。
そこで中央化工機では、粉砕筒内面に耐摩耗(高張力鋼板)のライナーを取り付け、ライナーが摩耗しても交換しやすくし、粉砕筒自体を摩耗から防ぐようにした。粉砕筒外側を水冷ジャケット構造とし粉砕熱を抑えるようにしました。
結果、企業からは「バッチ式粉砕のため、粉砕時間を変えるだけで希望の粉砕粒度に粉砕できる。粉砕筒ライナーのみの交換で済むので交換部品のコストダウン、またライナー交換がしやすいのでメンテナンスコストダウンにもつながった」という声が届いています。
振動乾燥機の製造で名を馳せる中央化工機社の振動ミルは、ボールミルの10〜20倍の粉砕能力を持ち、ライナー交換の容易さ、ライナー素材の豊富さなどの工夫を取り入れ、メンテナンスが楽なのが特徴。
さらに、AI粉(アルミニウム粉末)・鉄粉・ステンレス鋼・2次電池材料・超合金・タングステンカーバイド・金属マンガン・希土類金属・アモルファス合金・金属クロム・フェロマンガンなど、硬度や粘着性、酸化性の異なる多種多様な金属原料を乾式/湿式の両プロセスで効率良く微粉砕できます。
試験研究用小型振動ミルから、上下二段の粉砕筒でシリーズに連続で原料を微粉砕できる連続式まで、全5型をラインナップ。
ステンレス鋼は耐摩耗性に優れていますが、粉砕中にミルの摩耗を引き起こすことがあります。とくに、非常に硬いステンレス鋼を粉砕する場合、粉砕媒体やライナーが損傷しやすいです。
ステンレス鋼の粉砕では、異物混入を防ぐために、粉砕装置の素材選定に注意が必要です。とくに、粉砕媒体やミルの摩耗部材が混入しないよう、素材選びが重要です。
2次電池材料には高純度が求められるため、粉砕中のコンタミネーションがとくに問題になります。異物混入を防ぐために、粉砕装置や媒体の選定が非常に重要です。
粉砕中の発熱による材料特性の変化や劣化を防ぐため、温度管理が必要です。
超合金は非常に高硬度であり、粉砕時にはミルのライナーや粉砕媒体に対して強い摩耗を引き起こします。このため、耐摩耗性の高い素材で作られたミルや粉砕媒体が必要です。
超合金の粉砕中には発熱が問題となりやすく、冷却を行いながらの粉砕が求められます。
銀は通常酸化しにくい金属ですが、粉砕によって非常に細かい粉末になると、表面積が増加し、微小な酸化が進行する可能性があります。これにより、粉末の品質や導電性が低下することがあります。
銀粉は高純度が求められるため、他の金属や材料とのコンタミネーションが大きな問題となります。粉砕機や粉砕媒体からの摩耗により、異物が混入するリスクがあります。
延性が高いため、粉砕中に粒子が凝集しやすく、ミル内で付着することがあります。これにより、粉砕効率が低下し、均一な粒度を得ることが難しくなります。
銀は比較的軟らかい金属ですが、長時間の粉砕ではミルの部品が摩耗する可能性があります。特に高純度が要求される場合、摩耗によるコンタミネーションが問題になります。
銀粉の用途によっては、非常に均一で細かい粒度が要求されますが、銀の延性と粘着性が影響して、これを達成することが難しい場合があります。
という要望がありました。そこで、振動ミルと小さいサイズの粉砕ボールを使用することで、原料を叩くような粉砕をすることにより粒子を鱗片状にすることを可能に。粉砕原料の排出に関しては、排出口にスリットを設け排出時には粉砕筒を反転させ排出スリットを下向きに変え、素早くボールを粉砕筒に残しつつ粉砕原料を排出させました。
これによって、粉砕時間の短縮と、粉砕筒の密閉性の高さによる不活性雰囲気での粉砕が容易になりました。
タングステンカーバイトは非常に硬く、ミルや粉砕媒体に対して極端な摩耗を引き起こします。このため、専用の超硬合金を使用することが一般的です。 粉砕の難しさ非常に硬いため、粉砕が困難であり、高エネルギーのミルが必要です。
マンガンは酸化しやすいため、粉砕中の酸化を防ぐ必要があります。不活性ガスを使用した粉砕が推奨されます。 摩耗性マンガンも比較的硬いため、ミルの摩耗が問題となることがあります。
稀土類は酸化しやすく、また高硬度なため、摩耗性の問題もあります。粉砕中に酸化を防ぐため、不活性雰囲気での粉砕が推奨されます。 コンタミネーション高純度が要求されるため、異物混入を避けるための厳格な管理が必要です。
電子部品等
微細化
微粉砕中の金属の酸化を防ぎ、製品の品質を向上させたい。
バッチ式振動ミルを用い、粉砕筒を粉砕原料の供給装置及び原料排出ホッパーをフレキシブルチューブでつなげ密閉系にすることにより、不活性ガス雰囲気での粉砕、原料排出が出きすようにした。
原料の酸化を防ぎながら微細化が可能となり、製品の品質を向上させることが出来た。
アモルファス合金は独特の構造を持つため、粉砕が難しく、高エネルギーの粉砕が必要となる場合があります。 摩耗性高硬度であるため、ミルや粉砕媒体に対して摩耗を引き起こす可能性があります。
クロムは硬度が高く、粉砕中にミルの摩耗を引き起こします。耐摩耗性の高い粉砕媒体が求められます。 酸化防止酸化しやすいため、不活性雰囲気での粉砕が推奨されます。
フェロマンガンは硬度が高く、粉砕中にミルや粉砕媒体の摩耗が激しくなります。 粉砕の難しさ高硬度のため、粉砕が困難であり、高エネルギーのミルが必要となることがあります。
これらの金属およびその原料を粉砕する際には、摩耗性、酸化防止、粉砕の難しさ、コンタミネーションといった課題が共通して発生しやすいです。とくに硬度の高い材料や酸化しやすい材料に対しては、適切な粉砕機器の選定、運転条件の最適化、そして適切な雰囲気制御が重要となります。
振動ミルであれば、今までに上げた多くの課題が軽減できます。
振動ミルは高周波の振動を利用して粉砕を行うため、粉砕媒体やミル内部のライナーにかかる負荷が分散されやすく、摩耗が比較的少なくなります。ただし、非常に硬い材料の粉砕では、振動ミルでも摩耗が発生する可能性があるため、耐摩耗性の高い材料(たとえば、セラミックや硬質合金)を使用することで対応可能となります。
振動ミルは構造がシンプルで、内部のクリーニングが比較的容易です。また、粉砕媒体やライナーに高純度のセラミックや非金属材料を使用することで、コンタミネーションを最小限に抑えることができます。ただし、完全に防ぐためには定期的な清掃と適切な材料の選定が重要です。
振動ミルはエネルギー効率が高く、粉砕による発熱がボールミルなどに比べて少ない場合があります。しかし、長時間の粉砕や非常に硬い材料の粉砕では依然として温度が上昇することがあります。この場合、ミルの冷却システムを導入することで温度管理を行い、過剰な熱による材料の劣化を防ぐことができます。
粘着性の高い材料は、粉砕中にミルの内部や粉砕媒体に付着しやすく、粉砕効率が低下する可能性があります。振動ミルでは、ミル内の振動により材料が連続的に動くため、材料の付着をある程度抑制できることがあります。
非常に粘着性が高い材料では、完全に防ぐことは難しいですが、振動ミルは内部に凹凸がないため、洗浄が容易です。
振動ミルは高周波の小さな振動を利用して粉砕を行うため、硬度の高い材料や難粉砕性の材料に対しても効率的に粉砕できる特性があります。とくに、振動による微細な衝撃が連続的に材料に加わることで、難粉砕性の材料を効果的に破砕できます。
また、振動ミルはエネルギー効率が高く、ボールミルなどと比較して短時間で目標粒度を達成しやすいことも利点です。
振動乾燥機の製造で名を馳せる中央化工機社の振動ミルは、ボールミルの10〜20倍の粉砕能力を持ち、ライナー交換の容易さ、ライナー素材の豊富さなどの工夫を取り入れ、メンテナンスが楽なのが特徴。
さらに、AI粉(アルミニウム粉末)・鉄粉・ステンレス鋼・2次電池材料・超合金・タングステンカーバイド・金属マンガン・希土類金属・アモルファス合金・金属クロム・フェロマンガンなど、硬度や粘着性、酸化性の異なる多種多様な金属原料を乾式/湿式の両プロセスで効率良く微粉砕できます。
試験研究用小型振動ミルから、上下二段の粉砕筒でシリーズに連続で原料を微粉砕できる連続式まで、全5型をラインナップ。
1961年に国内初となる振動ミルを発表。以来、振動エネルギーを活用した粉砕機・乾燥機の業界を牽引してきました。
設計段階から完全オーダーメイドで行い、その後の製作、試験、配線・配管などの据付施工までワンストップで対応しています。